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被災地・同窓生の皆さんから、お便り(6)

3・11から約2カ月経ちました。その後、寄せられたお便りを、抜粋でご紹介いたします。

(尚 日付けは到着した日です)

●5月6日 栃木県那須湯本町・高2回生 お見舞いの品、ありがたく拝受しました。同窓とはありがたいものですね。若い人たちの写真は、同窓のつながりを如実に知らしめるものとして、これほど強いものとはこのたび初めて知りました。関係のない人たちが聞けば、甘っちょろい感傷と笑うでしょうが、当事者はその感傷に浸れる特権者です。

この度の心温まる贈り物に、どんなににか嬉しくありがたく思っていることか。こんなにご心配いただくのがただただ申し訳なく、恐縮の極みです。どうか、小林義信さん、谷正人先生と高2の諸君、山田和成さん、西川隆雄さんの皆さんに、那須の古い同窓生からの感謝の気持ちをお伝えください。

●5月7日 宮城県大崎市・高25回生 当地では桜の季節も終わりに近づきました。あの寒かった震災の日が遠い昔のことのように思われます。全国、全世界からの励ましと援助で、私の住む内陸部では徐々に日常の生活に戻りつつありますが、震災前と現在との間に空白の一カ月がある酔うな感じがしております。

この度は、「鬼追い三笠」、「京・漬け物」、「母校生からのメッセージ写真」をお送り下さりありがとうございました。故郷を、古都を思い起こす味わいでした。食べ物の味わいは舌でなく心で感じるものだと実感いたしました。私は東北大生の時代に宮城県沖地震も経験しておりますが、今回の震災については前回とは異なり復興は一世代では無理だと感じております。我々の世代が復興の基礎を築き、次の世代につなぐのが役割かと思います。

そのような意味では、後輩の皆さまからの「メッセージ写真」は大きな励みになるものでございます。小林さま、西川さまをはじめ、関係された同窓生の皆さまに厚く御礼申し上げます。私も母校の名に恥じぬよう被災地の復興に尽力して参ります。

●5月7日 茨城県竜ヶ崎市・高17回生 懐かしい三笠をお贈りしていただき有難うございました。皆さまの暖かいお心遣いに感謝致します。近くでは地盤沈下したところもあります。連日の余震に慣れて来ましたが、やはり原子力発電が怖いです。今回びっくりしましたのは、高3回の中西千朗(浜の宮中先生)先輩が50年数年ぶりに電話をかけていただき感激しました。ふるさとからまだ覚えてくださる方がいるということを知り、あらためて加古川東高の卒業生で良かったと思いました。

1件のコメントがあります。被災地・同窓生の皆さんから、お便り(6)

  • 古田康二さん

    谷先生
    2年生の皆様

    このたび、思いがけず心温まる素晴らしい心遣いを賜り、誠に有難うございました。22回生の当方としては、何十年も離れた後輩の皆さんとこのような心の接点が出来ようとは、夢にも思わず、近年最大の欣快事でした。
    私の住む茨城県守谷市は、市制以降前は北相馬郡守谷町といったので、福島の相馬つながりで、或いは皆様にも一層のご心配をお掛けしたかも知れませんが、幸い家族共々、何も被害なく済みました。
    皆さまの幸多からんことをお祈りして、お礼に変えさせて頂きます。

                             古田康二

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