別府鉄道の車両(1)
貨物中心の土山線は客車1両で充分だった。(土山ー中野間)
ハフ5形 神中鉄道(相鉄本線の前身)のガソリンカーを客車化したもの。
ハフ7形 「最後のオープンデッキ・ダブルルーフ」土山線の主力客車。
支線の一つ、和田岬線(兵庫駅~和田岬駅間2.7Km)のご紹介。
湾岸部の工場地帯への通勤輸送に特化した路線で、休日には朝晩1往復ずつの計2往復のみと極端に本数が減る。
現在の主力はスカイブルーの103系が1編成のみ。昔は列車のデッキに鈴なりの出勤風景が見られた。103系は川崎重工製なので、まさに生まれ故郷を走っていることになる。因みに川崎重工の正門内には、昭和を代表する特急列車の181系と新幹線0系が仲良く並んで展示されている。
写真 須磨~塩屋間を回送される103系。方向幕は「兵庫~和田岬」のまま。
和田旋回橋を渡る103系。かっては、船を通すために旋回していた。レンガ積みの橋脚や橋台は明治生まれ、レトロ中のレトロな存在として知られている。橋の近くには廃駅の「鐘紡前」もあり、わずかにホームの跡が残っている。