例をあげてみますと、ダウンタウンであれば浜ちゃん。著名なお笑い芸人としては明石家さんま氏が挙げられます。特に明石家さんまのツッコミは非常に明快かつ、瞬時であり、そしてどのようなゲストの話であってもそこから面白い部分を抽出する。だからテンポよく面白さが発揮されるのです。ツッコミの上手な人はたくさんの冠番組を持っています。ゲストが誰であれ番組が面白くなるからです。「さんまのまんま」や「さんま御殿」、「恋のから騒ぎ」などは非常に長く続いています。
東京であれば、特にツッコミで多く笑いを取るのは明石家さんまと島田紳助が多く、逆に関西では上沼恵美子、やしきたかじんなどが多く登場します。どなたも非常にツッコミが上手ですね。
一方、ツッコミという概念が確立しているのは、筆者の知っている限り日本くらいのものです。たとえば、アメリカのコメディでは、ツッコミ役はボケの話を膨らませることなく、観客に向かってしかめっつらをすることが多いようです。そしてボケ役も次の発言まで一瞬間を開ける。この「間」によって、アメリカ人は「ここが笑うところなのだ」ということを認識するようです。
ところで、最近「ピン芸人」なる種類の・・・・(次回につづく)