高砂の近代建築物(6)


キッコーマン高砂工場は昭和5年の操業開始です。千葉県野田市の同社が関西進出し全国規模の企業となった拠点。醤油製造では単一工場としては世界一の大工場です。

社屋はコンクリートに見えますがモルタル壁の木造二階建て。大正後期から昭和にかけて流行した表現主義によるデザインです。社運を賭けた新鋭工場に相応しい洗練と重厚さを併せ持つスタイルです。

今や世界的なブランドとなった同社の基盤を築いたのがこの工場でした。

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