過去のニュース

「 はとバス ”昭和の懐メロ” ツアー 」 その続き

昭和24年(1949年)にスタートした東京観光の定番 「はとバス」。業績好調の理由はコース設定にあり。
実は91年度に94万人あった乗客数は、2004年度には54万人を下回ってしまった。深刻な危機感を抱き徹底したコース改善に取り組んだ結果、06年度に一気に7万人伸ばした後も年間約2万人ずつ乗客数を増やしている。
現在の一番人気の定番主力商品「東京半日A」、「東京名所B」、「東京1日C」のコース内容は91年と殆ど変っていないが、全員が智恵を出し合った見直しや値下げで売り上げが増加し利益は大きく伸びたと言う。

前回ご紹介した大ヒット企画「昭和の懐メロツアー」の他にも、「東京、只今工事中。」も応募者殺到との事。これは建設中の東京新名所「東京スカイツリー」や「東京港臨海大橋」を合せて「今しか見られない建設現場を見学!」という新企画商品。

60周年企画として行った「昭和の名ガイドと行く都内半日コース」。昭和の時代に現役だったが、今は退職している50歳以上のOGたちに声をかけ、現役復帰してもらった。この時 当時の料金250円で企画したところ、600人の定員に対して何と5万人の応募。

そこで生まれたのが『あの歌この歌東京ドライブコース』。歌よりもまず見せたい場所、コースを選定。昭和の時代を生きた方々にとって、思い出の強いところを選び、そこに合う歌を選んだ。
例えば上野駅では井澤八郎さんの「ああ上野駅」を歌う。全部で19曲にも及ぶが、参加者は全員が合唱に加わる。ツアー終了後に涙を流しながら、しっかりと手を握って礼を言われることもある。「現役時代でもそこまで感謝されたことはなかった。歌を通して、人から人へこれだけの喜びが伝わるということは本当にありがたいことです」とガイドさんは語る。

1回2500円のこのコースは人気沸騰。キャンセル待ちの状態が続く。

Leave a Reply

  

  

  

CAPTCHA


You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>