印南野平野が一望できる標高約三十㍍の高台に七世紀後半に建築されたと推定されている市内最古の寺院跡があります。昭和三十年代後半の神野団地の造成工事中に発見されました。
学術調査の結果、奈良県の法隆寺と同じような伽藍配置をもつ大きな寺院であったあったことが分かりました。貴重な史料であることから 「西条廃寺」 という名称で兵庫県指定文化財(史跡)になっています。
大陸から仏教が日本に伝わってきたのは六世紀中ごろとされていますが、一世紀を経てこの地方にも仏教が広く浸透していたことを示すものです。
「広報かこがわ・5月号」の内、岩坂純一郎氏(高20回)が担当されている欄からの抜粋紹介です。詳細は公式HP本文をご覧ください。
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