平荘湖は、臨海部に工業用水を供給する目的で、昭和41年に県が建設した人造湖で、周囲は約5㌔あります。湖底には集落や多くの古墳が沈んでおり、渇水期には古墳の石室が姿を現すことがあります。
水没前に行われた調査では、古墳の多くは六~七世紀に築造されたもので、発見された遺物から朝鮮半島とこの地域には人的な交流があったとみなされています。
数多くの古墳が集中する平荘湖周辺は、六世紀前後には農業生産の高まりを背景に経済力豊かな豪族層が住んでいたと思われる地域です。
「広報かこがわ・6月号」からの抜粋紹介です。詳細は岩坂純一郎氏(高20回)が執筆されている公式HP・本文をご覧ください。
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