大正4年(1915年)に完成した農業用水が流れる水路橋です。
いなみの台地の最西端にあたる野口町水足辺りは長年、農業用水の確保に苦しんでいました。その灌漑対策として山田川疎水事業に加わり、平木池を作り貯水しました。その引き込みのための水路橋です。
この橋は花崗岩のアーチ式で長さ約16㍍のアーチの上に、イギリス積みの赤い煉瓦を組み合わせて壁面が造られています。
昭和20年代以降は雑木林の中に放置されていましたが新道路計画で存在が注目され、その歴史的背景や建築物としての美しさから「近代土木遺産」として平成21年に移築復元されました。
現在は「加古川市指定文化財」となっています。「広報かこがわ・2月号」岩坂純一郎氏(高20回)ご担当欄から抜粋紹介しました。詳細は公式HP・本文をごらんください。
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