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郷土史家・久保一人さん (高22回)

久保さんのご活躍を神戸新聞・9月28日の記事からご紹介します。中学生の頃から無類の歴史好き。生まれ故郷の東神吉町の歴史を独自に調べ、本にまとめたことがある。

子供の頃、東神吉城の遺跡と思われる場所を掘り返したこともあったとか。以前にご紹介した「信長の跫」の著者・神吉修身氏(高7回)も、久保氏の研究には大いに助けられたと感謝されていた。

江戸時代の国学者が播磨の優れた人物について記した「播磨奇人伝」に興味を持ち、「播磨奇人伝を読む会」を日頃指導を受けている先輩、兼本雄三氏(高10回)や愛好者仲間とで結成した。月1回、古文書解読や崩し字の古文を声に出して読み進める。知恵を出し合ったり、見解を述べあったり、歴史談義はいつも尽きず、時間を忘れさせると言う。

ライフワークとして、郷土史の掘り起こしに情熱を傾けている。

■スタッフ注:兼本雄三氏(高10回・元母校教師)は、日本民俗学をフィールドにされ、「加古川民俗の会」の立ち上げや、市の文化財審議委員も勤められた。著書に「近世村落祭祀の構造と変容」などがある。


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