今 上野~東京間(3・8キロ)で東北・高崎・常磐線と東海道線を直通で結ぶ大工事が進んでいる。営業運転中の新幹線軌道を使用する稀な工事だ。深夜のみだから我々の目には触れない。
神田駅付近では新幹線の上を高架で通す難工事だ。秋葉原では総武線の下を、東京駅では首都高の下を通すので35‰(パーミル)の急勾配となる。
1973年の東北新幹線建設時に、この高架工事に備えた設計をしていたとはさすがだ。日本の英知を感じる。
上野~東京間には駅を作らず、しかも上野駅、東京駅での乗り換えもなくなり直通運転による混雑緩和と時間短縮効果は計り知れない。
2001年の「湘南新宿ライン」や2002年の「りんかい線・埼京線」など山手線西側ルートに加えて、新橋、品川を加えた東側ルートの誕生は、東京の南北鉄道ネットワークが一層強化される。上野駅では5~9番線、東京駅では東海道線ホームに入る。2013年の開通が待ち遠しい。
尚、秋葉原で止まっている「TX」は、地下大深度で丸の内側の丸ビル直下に入る計画だ。
最新コメント