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被災地同窓生から、お便り(13)

仙台空港 3月11日16:01

~(12)よりつづく

仙台市の中心部でも、通信、電気、水道、ガスが全て止まり、頼りになるのはラジオだけで最初の3日間の食料は非常食と職員が持ち込んでくれる差し入れのみ。

幸い私のオフィスは非常用電源で業務に必要な電気はついていたこと、通信の拠点なので固定回線は生きていましたが、電気、水道が戻るのに数日かかり、最後にガスが出るようになったのはほぼ1ヶ月後でした。その間、風呂には入れず、お店もほとんど開いていませんでした。

尚、誤解のないように申し上げると、中心部では物理的に通信が途絶したというよりは、輻輳による通話制御のためであり、その後、停電が長時間になったのでバッテリー切れを起こした中継局も出てきた事情によります。

仙台市の海岸線側も含めて被災地では、それぞれ大変な被害を被っておりおり、震災後2ケ月を経た現在でも、未だに行方不明者が多数おられ、がれきも多く残っている状況です。壊滅的被害を受けた地はもちろんのこと、その周辺でも未だに電気、通信が十分に届かないところもあります。

つづく~

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