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本来なら復興に向けて着実に進み始める時期になっていますが、被災地も二分化しており、復興に向けて前向きに考えてられる所と、まだその段階に至らない所です。特に、役場自身が津波の被害をまともに受けたのかどうかが大きな分かれ目で、役場の機能が一時的にでも停止してしまった所は、同じ被害でも混乱が続く状況です。ただ、遺体も見つかっていないのにとの住民感情もありますが、それでも復興に向けて歩んでいかないといけないということは、訪問先のどの自治体でも感じられるようになっています。
私の所掌である通信・放送の分野では、震災・津波で物理的に破壊されたところもありますが、全域停電となったことから、しばらくはバッテリー駆動で何とかやりくりしていたものが止まっていったのも多かった状況です。4月末には概ね復旧状態となっています。
今後は応急対策を恒久化していただくと共に国の支援を含めて、津浪等で失われた施設の再建を急ぐところです。また、防災無線も概ね機能したのですが、最初の津波で壊されてしまうと後は使えない状況となっています。こういう状況でもあり、様々な無線機を大量に持ち込み、國、自治体に貸与すると共に、災害用FMを認めて情報伝達手段として活用されています。終
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