いささか旧聞に属し過ぎ恐縮ですが、チエックしたところ抜けていたようですのであらためてご紹介します。当方の手落ちをお詫び申し上げます。
神戸新聞・平成20年9月24日の記事からです。
写真はニッケ加古川社宅。SUGA氏ホームページ「加古川フアン」から転載。
日本毛織社宅ロケ 松坂慶子さん登場
作家の野坂昭如さんが自らの戦争体験を基に著した小説「火垂るの墓」の映画撮影が22日、加古川市加古川町の日本毛織の社宅が立ち並ぶ住宅街であり、女優の松阪慶子さんも加わり、住民がバケツリレーで消火訓練をする場面などが撮影された。
原作のイメージを尊重して「できるだけ神戸周辺で撮影したい」という日向寺太郎監督の意向から、撮影は九月中に播磨地域をはじめ、すべて県内で実施。各地のフィルムコミッションなどでつくる「ひょうごロケ支援Net」が全面支援し、加古川での撮影は計八日間ある。
この日は、父が出征し母を空襲で失った主人公の清太(吉武怜朗さん)と妹の節子(畠山彩奈さん)が身を寄せた西宮の親類宅近くでの消火訓練の場面が撮影された。
日本毛織社宅は明治・大正期の建築。洋館や和風建築の住宅、板やれんが塀が続く路地が残る。
松坂さんは「この映画にぴったりの住宅街で、実感を持って演技ができる。れんがの壁などがモダンで、とても素晴らしい」。日向寺監督も「こんな風景が残っているのは奇跡的。清流・加古川もすごくきれいで、こんなところで暮らせる人は幸せだなあ、と思います」と話していた。映画は来年夏に公開の予定。
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