梅雨空の6月19日、銀座ニコンで開かれている松重輝夫氏(高7回)の「カメラで描く北条の羅漢さん展」に、高7回の面々が集まりました。関西からも2名参加です。
展示作品を前に、ご本人からの解説を受けると云う豪華版で、一同満悦。今回が第10回とあって女性陣から10本の薔薇を贈られ、ご本人も感激されていました。
その後、銀座ライオンで賑やかに放談。
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一日当たりの乗降客約三百万人、新宿駅に次ぐ国内第二位のターミナル駅でもある渋谷駅。だが乗り入れている4社9路線の各駅施設が入り組んだ駅構造。そんな渋谷駅の抜本的な改良に向けて現在進められているのが東急東横線地下化事業だ。 まず東急東横線・渋谷駅~代官山駅間、1.4㌔を地下化。東京メトロ副都心線・渋谷駅へと繋ぎ、双方で相互直通運転を行う。 完成すれば東武東上線、西武池袋線、東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線、みなとみらい線、5社6路線が一本になる。 しかし全長わずか1.4㌔とは言え難工事だ。既存の東横線高架橋は1927年(昭和2年)に築造されたもの。その真下で掘削工事を進めながら、同時に高架橋上の既存線は地下新線が開通するまで使い続けなければならない。 このため今回のシールドトンネル工事で採用されたのが世界初となる「複線断面のアポロカッター工法」。ちょうど数字の8の字を横に倒したような形状により、掘削断面を自由に調整し排残土もすくなくなる優れもの。 地下切り替えは平成24年を予定している。見慣れた地上の東横線渋谷駅が見おさめになる日も近い。明治通りの真向かえ、かっての東急文化会館跡地一帯には「渋谷ヒカリエ」が建設中だ。 3・11以来、とんと理数系に縁のない筆者には聞きなれない単位が突如登場!日本中に猛威を揮っている。 かくてはならじと俄か勉強。お子さんに馬鹿にされぬよう、ご同輩の士に献上奉る。 ● シーベルト=昔は「レム」 ● ベクレル=昔は「キューリー」 なにか懐かしい。 放射性物質から出るのが放射線。放射線を出す能力が放射能で、出すエネルギーが半分になる期間が半減期だそうな。 放射能の基準の単位として1グラムのラジウムが持つ放射能の単位を、発見者のキューリー夫妻の名前から取りました。 新しい単位の名称が必要となってウランの放射能を発見したアンリ・ベクレルの名前から取ったベクレルは放射能の量を表します。 放射線が当たった場所から人体が吸収する量、それはアルファー線やベーター線など種類によって異なります。そこで最初に使われたのがレムです。英単語(人間に吸収されるX線の量)の頭文字を並べたものです。これも人名を使うことになりました。 100レムが1シーベルトになります。スウェーデンの物理学者、ロルフ・マキシミリアン・シーベルトです。人体が吸収する放射線の単位となったのです。 なにか訳が分からなくなってしまいましたが、この人の名前、どうも日本人には好かれそうもないですね。 そう言えば、天気予報でも気圧がミリバールからヘクトパスカルに変わってます。1991年に国際単位系を使用する事が正式に決まったからだそうです。 東京港に2011年度に誕生する。近くには日本一のコンテナー取り扱い個数を誇る大井・青海コンテナー埠頭があり、一日に約一万台を超えるトラックが行き交う。 太田区城南島から、海を渡って江東区若洲までを繋ぐ道「東京港臨海道路」8㌔の内、約2.9㌔が「東京ゲートブリッジ」となる。 この橋、なぜか「恐竜」のような形をしている。「連続トラスボックス複合橋」という構造で日本最大規模。この辺りは羽田空港による空域制限があり、しかも桁下は船舶航行を確保しなければならない。レインボーブリッジのような高い塔が必要な「吊り橋」や、ベイブリッジのような「斜張橋」などは架けられない。そこで「トラス橋」となった。 橋の架設工事が実にダイナミック!海上交通を妨げないように配慮して、巨大トラスト桁を国内最大級の大型クレーン船3艙で相吊りし、陸上から海上に運んで一括架設した。 風の影響が極めて強いため、作業は早朝に行われる。巨大な橋桁がたった4時間で海上に架設されるのだからすごい。国土交通省東京港湾事務所。深田サルベージ建設。 まもなく、大消費都市東京ならではの、たくましい絶景に出会える。 日本最大の研究都市・つくば市も震度6弱の揺れに見舞われた。科学研究の命綱である電源が失われ、世界的な素粒子実験施設も防災研究の中心機関も大打撃を受けた。 高エネ研:素粒子実験のための、電磁石もゆれのため落下した。 国土地理院:全地球測位システム(GPS)も福島県以北のデータが途絶えた。 防災科学技術研究所:緊急地震速報も機能停止。全国の観測網も9割に障害が発生した。 宇宙機構:筑波宇宙センターは、「こうのとり」と「きぼう」の管制室が入った運用棟が被災した。 産業技術総合研究所:高層階で被害が続出。地震研究センターでは、活断層などのデータベースが31日朝にようやく復旧した。 昨年 母校学生さんが訪れた産聡研。そしてJAXAなど、つくばには同窓生が大勢、研究に取り組んでいらっしゃいます。被害に負けずご奮闘を期待します。 おや々 某大手出版社系・有力週刊誌「3月31日号」で、こんな記事を見つけました。 ”佐藤栄作久・前福島県知事が証言する”の中です。そのまま記します。 「2004年12月、私は原子力長期計画策定会議に招かれました。そこで、『フランスでは十六年間、ドイツでは二十年も議論した上で原子力政策を決めているのに、あなたたちは来年結論を出そうとしている。あまりにいい加減すぎる』と噛みついたのです。会議のメンバーは七割くらいが電力関係者なので、私は参加者たちに『あなた方は国からマインドコントロールされているんじゃないか』と糾すと、 タレントで弁護士の○○○○さんから『失礼ね』と吐き捨てられました。これは福島県の議事録にも残っています」 こうして、国と東電が一体となって、ブルドーザーのように原子力政策を推し進めていった。 自分たちだけが絶対正しいという驕り。その大きなツケが、今、我々国民にふりかかる・・・。 と、この記事は結ばれていた。 本線・平和島駅~六郷土手駅間4.7㌔、空港線京急蒲田~大鳥居駅間1.3㌔。2015年3月の完成を目指して工事中。東京都・大田区・京急電鉄。鹿島・錢高組。 朝のラッシュ時には1時間の内50分閉まるという踏切。地上面の京急の線路を撤去して高架化し、この事業区間28もある踏切を全てなくする大型工事。 この事業の難しさは、街のど真ん中を走り、線路のすぐそばまで住宅が密集している場所で、どうやって高架化の工事をするかだ。 それを解決するために既存の線路の真上に電車の走行を妨げることなく高架化する「直接高架工法」で進められている。すごいところは地中に打ち込んだ基礎杭の上に柱、柱と柱を繋ぐ縦横の受け梁、そして床面と、あらかじめ製造されたプレキャストコンクリート部材を使用して高架橋を組み立てた事で、これは全国でも初めてとのこと。 立体交差事業に伴い、京急蒲田駅も三層構造(下からコンコース階、上り線ホーム、下り線ホーム)に大改造中。一つのホームから本線の快特、普通、空港線を同時に停車させるため縦列する。新幹線並みの389㍍の長いホームになる。 乗客に見えないところで、土木、軌道、建設、電気などのプロ集団が、英知を集結して取り組んでいる。完成を期待したい。 今 都内の地下で人知れず、大土木工事が進んでいる。大橋JCTから湾岸・大井北JCTまで全長9.4㌔。そのほとんどが地下を通る。 「土木」:シビル・エンジニアリング。すなわち、市民の技術。東京の都市機能を進化させる。 この中央環状品川線は、昨年3月に完成した新宿線を南に延長した区間で大橋JCTからJR大崎駅付近まで山手通りの真下を通り、その先地上に出るまで目黒川の真下を進む。 2013年に大井北までが開通すると、環状線47㌔が全通し、湾岸、常磐、東北、中央、東名道が都心に入らずに通過出来る。例えば新宿から羽田空港までが、都心を経由する現在の40分から20分に短縮する。 採用された「シールド工法」。内径11.5㍍、上下2車線。深さ30~40㍍を1時間3㍍進む。大断面のものとしては世界初。大成・大豊・銭高JV、鹿島・熊谷・五洋JV、大林・西武・京急JVの3JVが担当。 現在、都心での大土木工事は地上に影響を与えず地下深く行われることが多い。人目に触れないところで東京は動いている。 |
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